富とは海水のようなものだ。

2016/08/17 北海道・富良野・山部太陽の里キャンプ場

 

 

キャンプ場三連泊してるけど全然動けない。風雨が収まってる時にスーパーに買い物行く以外はテント。タープしてるんでその下の椅子に座ってもいられるけど暇。スマホも電波が際どくほぼ使えない、ラジオも電波悪くてあんま聞こえない。ただ文庫本読み、コーヒーをすする。

 

でもこういう時間は日本ではすごく贅沢なはずだ。まどろみたい時にまどろみ、飲みたい時にコーヒーを飲み、本を読む。これこそ人類が求めてきた幸せなんじゃないか。

 

ドイツのある哲学者は

 

「富とは海水のようのようなものだ。飲めば飲むほど喉が乾く」

 

と言ったそうだ。富、それは欲とも言いかえられる。

 

極めてシンプルな、それでいて満ちている状況、これを幸せと感じられる感性を持つこそが人生の求める先なのではないか、そう思う台風に閉じ込められた4日間であった。

 

(とは言ってもずっと雨の中テントというのは気が滅入る)


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