日本一時帰国中。

キルギス~タジキスタン間のパミールハイウェイを走破した後フレームが破断しそのまま旅を続けるのが困難になってしまった。

 

「アルミは現地修理が不可能だから世界一周はクロモリの方が良い」

 

とはネットでよく言われる言葉だ。まあ確かにキャリア取り付けのダボがもげる、などの小破だと現地の自動車工場ででも気軽に修理出来るだろう。けど、フレームが破断するようなものだクロモリだろうと完璧な修理は不可能なはず。

 

もっともクロモリの方が金属疲労に強そうなのでそもそもフレームが折れるというリスクはアルミよりもはるかに少なそうではあるが。

 

僕のリカンベントはリヤサス付きで、破断したのはスイングアーム。だからスイングアームだけを日本から送ってもらって「交換」という方法も実は取れなくもなかった。

 

しかし、スイングアームの交換なんてやった事もなかったし、もし交換作業中に「自分では作業不可能」と気づいても現地にはマトモなスポーツサイクルショップが無いのでサポートが受けられない。さらに当時右ひざを痛めてしまって足をずっと引きずった状態で全然治らなかったのだった。数日自転車に乗らなければすぐ治るだろうと思っていた膝は一向に治らず、けれどもビザの関係で前へ前へと進まないといけない。焦る気持ちもあって気分は酷く沈んでいたのだった。

 

そこへ来てフレームの破断。

 

その亀裂を見た時、まるで風船が急に萎むかのように一気にやる気が萎えてしまった。

 

「いったん帰ろう」

 

幸いにしてフレーム破談に気づいたのは首都に滞在時であったので比較的帰り易いところだった。

 

さらに膝を日本で治療し、そして9ヶ月の旅で得た経験を元に装備の改変も計りたい。

 

そういう訳で7月3日深夜、日本へと駒を戻したのであった。


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