リカンベントのメリット

1.空気抵抗が少ない

リカンベンとロードバイクと前面投影面積の違い。右端は競技向けリカンベント、右から二番目はツーリング向けリカンベント
リカンベンとロードバイクと前面投影面積の違い。右端は競技向けリカンベント、右から二番目はツーリング向けリカンベント

自転車走行に関わる抵抗の内その8割が空気抵抗と言われる。

 

空気抵抗を減らすには前面投影面積を減らすのが非常に効果が高い。

 

ロードバイクなど普通の自転車では上体を伏せる事によってそれを減らす。しかし、上体を伏せる行為は体に無理のある状態なのでずっとやってるとかなり疲れるのだ。ツーリングなんかでずっと伏せてるわけにはいかない。

 

対してリカンベントは画像からも分かる通り、ロードバイクに比べて非常に前面投影面積が少ない。つまり空気抵抗が少なく少ないパワーで漕ぎ続ける事が出来るのだ。

2.視界が広い

リカンベントとロードバイクの視界の差
リカンベントとロードバイクの視界の差

このサイトを見てくれている人はたぶんほとんどがロードバイクやクロスバイク等を乗っていると思うんで、分かると思うんだがロードバイク等は視界が下向きである。疲れてくると地面ばっかり目に映ってくる。疲れて頭が下向いちゃって、何かにぶつかりそうになったりした事もあるかと思う。ロードバイクの視界は画像で示したくらいだろう。

 

これに対してリカンベントは青線で示してみたがかなり広い。そして疲れても下を向いてしまうという事が無い。大部分のリカンベントにヘッドレストが装備されているので首がだるくなるというのも無い。視界は常に前を向いており、障害物などを見落とす危険性が少ない。更に、寝そべったような乗車姿勢もあって、常に視界に空が写り込んできます。これは非常に爽快な気分なのだ。

3.疲れにくい

上半身は完全に椅子に預けているので、上半身はまったく疲れない。

 

では脚はロードバイク等より倍疲れるのかというとそうではない。

 

重いギヤで力任せで漕ぐとそりゃ疲れるだろうが、軽めのギヤでクランクを「押す」ではなく「回す」事を意識しながら漕ぐと疲労は溜まり難い。

 

ロードバイク等では尻や手首、首などが痛くなったりする事が多いがリカンベントではそういう関節に痛さが残る事はほとんど無い。

 

疲れ難い&関節とか尻とか痛くならないってな訳で長距離乗るのも「しんどいな」とかそういうマイナスな感情もあまりおきないのが大きなメリットでもある。

 


概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
たぶん日本人初、リカンベント自転車による世界一周を綴るホームページ。