2015/08/03 スペイン・タリファ
ヨーロッパ、走り終えました。フェリー港のある町に入った時はなんか感慨にふけるのかな、とも思ってたのですがフェリーは出港間近であわただしくチケットを買ってヨーロッパ最後に記念撮影する間もなく。吸い込まれるように船内へ。
ヨーロッパ旅、僕にとっては不味いぱさぱさのパンを象徴とすることができます。
行動中の食事はいつもパンでした。バケット、いわゆるフランスパンをいつもすぐ取り出せるところに挿していて、走ってる時、休憩の時なんかにかじってました。
そのパン、ヨーロッパだと主食だけあってどこでも売ってます。パン屋さん・スーパーはもとよりガソリンスタンドでも。
ヨーロッパ、いや西ヨーロッパは物価が高く日本以上です。
パンはその中ではかなり安い部類に入りパン屋さんだと1本140円ほど。スーパーだと60円位。そして僕はいつもスーパーで買ってました。
それが全然美味しくない。というかまずい。ただパンの形をしたぱさぱさしたスポンジのよう。カロリーが摂れるだけという代物です。
一方パン屋さんでは美味しいものもあればスーパーレベルのものもある。ハズレがあるとはいえパン屋さんで買うのが正解なのだろうけど毎日パン屋さんが見つかるとも限らず、買い物はスーパーで一度で済ませたい安く済ませたい、ゆえにスーパーのパンだったのでした。
つまりヨーロッパ、お金出せば美味しいパンが食べられます。穏やかな気持ちでいられる。
でもお金あまり出せなければ不味いパンしか食べられない、惨めな気分でいなけりゃいけない。
言うまでもなく僕は後者だったので不味いぱさぱさのパンを無理やり流し込む毎日でした。
さて、そのヨーロッパを終え、休息の地モロッコ。
町について地図を見てると途端に
「何を探してるんだい?」
と寄ってくる人たちに思わずニヤっとしてしまいます。
それは親切心ではなくほぼ100%あとで何がしかのチップをせびってきたり案内したホテルからリベートを取ろうとする輩(リベート分は部屋代に上乗せされる)。
宿は標準価格などなく客を見て価格が変わるシステム。インド的です。
少なくともマドリードからのエアチケットが安くなる8月21日以降まではモロッコで休息です。
それではまた。
スペインタリファ→モロッコタンジェのフェリーは大人33ユーロ、バイク(自転車も同じ料金)12ユーロでした。
モロッコの宿はどこも屋上があって夕方からは憩いの場になってました。