インドはただ歩いてるだけで、ただ立って通りを眺めているだけで飽きません。
明らかに汚い川なのに「聖なる川」だからそこで沐浴してる人がいて、石鹸塗りたくって体洗ってる人がいて、その隣でおしっこしてる人がいる。
言い争いのケンカをする人がいて、それを楽しそうに見物する人がいる。
おもちゃの飛行機を僕に売ろうと声をかけてくる露店のおじさんがいる。
ある本で
「インドは人の森だ」
と書いてあったけど、なるほどその通りだと思います。
インドはいわゆる観光名所というところはたくさんあってタージマハルとか、エローラ石窟寺院とか世界遺産がズラリ。けど一番の観光資源は「インド人」なんじゃないかと思います。
時には観光客を騙すのを生業にしている人もいるけど、そんな人も一生懸命で
ちゃんと
「あ、コイツ俺から金取ろうとしてるな」
と分かった上だったらその懸命さはユーモラスで憎めなく感じるものです。
明日から走り始めます。コルカタから北上して紅茶で有名なダージリン方面まで。ネパールの東の端から入国しカトマンズを目指します。距離にして1000kmほど。カトマンズの手前100kmがリカンベント旅初の山岳走行となります。たぶん2000m前後の山を越えます。
さて、どうなるんでしょう。楽しみです。
それではまた。