2016/08/22 青森県東北町浜台キャンプ場
シェルパには元々の持病というか、設計上のミスだろ、というような欠陥がある。
それはプラグキャップ。
空冷DOHCエンジンはプラグ周りが奥まっておりそこに砂とかが入りやすい。プラグホールから異物入ると非常に面倒なんで、それを防ぐ為だろうかプラグキャップが傘を逆さにしたような形状になってる。
狭いプラグ周りに無理やりその傘部分をつっこんでいる作りなんですぐにゴムだダメになってプラグキャップの中に水が染み込んで漏電、正常に火花が飛ばなくなるという仕組みだ。
晴れていたらまあそれでも走る事は走る(調子はよくない)んだけど、雨降ったら終わり。完全にエンジンが止まりどうしようもなくなってしまう。
原因は分かっているし、プラグキャップの交換は簡単な作業。プラグキャップ自体もアマゾンで買える汎用品なんで、ここで交換してしまう事にした。管理人さんに許可貰って宛先をキャンプ場にして、アマゾンでポチリ。翌日には届く。日本ってすげえ。
1300円位。色は派手だが特にパワーアップとかは無い。色んな言語で書いてるのが世界的に認められて販売されてる証。
まずはタンクを下ろす。サイドカバーとシート外して、タンクにつながってるホースを三本外すだけ。シェルパは単気筒だけあってホースも手の届きやすいところにある。
そしてプラグコードごとイグニッションコイルから取り外す。コードを左回しにすると抜ける。
傘部分はこんな感じで亀裂が入ってた。本来はプラグに流れるはずの高圧電気が外に流れでてしまってエンジンが調子悪くなる、雨の日はエンジンが止まる。
穴の部分もひび割れ多数。この傘の部分は「グロメット」と言って、カワサキ取扱店でグロメットだけをKLX250の純正品として取り寄せられるそうで、300円くらいなんだそうだ。僕はいち早く手に入れたかったんでプラグコード&キャップごとアマゾンで買ってしまったが普通だったらグロメットだけ買った方が良い。プラグキャップとかはそんなに劣化しないだろうし。
プラグコードは純正コードと同じ長さにハサミで切って、抜いた時と逆向き。右回しでねじ込んで終了。
ここでしっかり最後までギッチギチに締め込んでおかないと緩んで調子が悪くなるんで注意が必要だ。僕は後日調子が悪くなって、もう一度取り外してコードの先端をもう少し切って、ギッチギチに締め込んでようやくマトモに走れるようになった。
シェルパ乗りの人たちは、今は調子よくってもいずれ唐突にエンジン止まる日は必ず来るんで絶対に交換しておいた方がいいと思う。山の中で雨でエンジン止まったらほんと泣く(´;ω;`)
高速とかだったら死ぬかも。