フレーム

台湾のリカンベントメーカー

PERFORMER製

GOAL26X

 

アルミフレーム・リヤサス付。

 

受注生産なので色はPERFORMERのHP上に挙げられているものから自由に選べる。

 

僕が選んだのはパールホワイト。塗装の質は割りと良い。

 

なお、乗り手の体重制限は110kgとの事。トラス構造の普通の自転車と違ってやはり強度はある程度低いっぽい。



リヤサス部
リヤサス部

リヤサスがあるおかげで乗り心地は非常に良い。MTBだとリヤサスで駆動力少し無駄になる、とかがあるそうだがリカンベントの場合その点はあまり感じない。なんせクランクが前にあるので。

シート
シート

サドル、ではなくシートである。これぞリカンベントの一大特徴。これが非常に背中にフィットしていい感じ。スポンジの部分は目が非常に粗く嵩のあるタイプなので夏場も背中はスースーか?!

 

 

2014/08 追記


中央アジアのパミールハイウェイ走行後、走行1万キロでリヤスイングアームに亀裂が走り走行不可能になり一時帰国する事になった。純正サスもその時点で完全にガタが出て機能不全状態。パミールハイウェイは悪路続きだったとはいえ亀裂が走るとはいくらなんでも弱過ぎ。フレームも弱いってのもあるが、純正サスもウンコ。納車直後はサスに軋み音がしてクレーム交換。1万キロでもう伸縮する棒の部分が前後左右にガタガタに揺れるほどになってた。ちなみに純正サスはダンパーはついておらずただのコイルスプリング。ホームセンターで売ってるMTBルック車のサスと同等品だと思う。

 

1万キロ上りも下りも走り回って思ったが、メインフレームが1本のパイプだけとあって剛性感の無さは半端無い。スイングアームとの連結部もかなり華奢なんでリヤホイールを掴んでぐいぐい左右に振らすとガタは無いが結構揺れる。安いママチャリ位の剛性感といえば伝わるだろうか。まあツーリングに使う分にはそこまで剛性感は要らないっちゃあ要らないんだが。

 

乗り心地は悪く無い。長距離走っても尻や首などが痛くならないというのはやはりリカンベントならでは。サス付きでフワフワの乗り心地か?と思いきや純正サスはプリロードかなり強めにしないとペダリング毎にフワフワと駆動力奪われるてしまう。結果かなり硬い乗り心地になってしまった。

 

 

2015年4月 追記

走行距離1万6000km時点でスイングアームピボットからキーキーと異音がするようになってきた。分解してグリスアップしても異音は消えず。どうもピボットを両サイドから留めてるボルトを締めると鳴る模様。もうこれ以上緩めるとやばい、という位まで緩めると収まる。ピボットは高級MTBやオートバイのようにニードルベアリングではなく、樹脂製カラーとアルミの円柱が入ってるだけで、耐磨耗はグリスにのみ頼る構造。グリス溜まりとかも無し。これじゃ長期間はもつはずもない。


ピポッドに挿入されているアルミの心棒も段減り磨耗していて1万9000km時点ではスイングアームが目で見てガタガタ揺れる状態。走っていても後ろが暴れるのがはっきり分かる。走行中に誰かに左右から唐突に押されてるような危なっかしい状態。下りなど恐怖でしかなかった。


トルコに戻ってきて購入元のHCワークスさんからピボット等を送ってもらい交換。樹脂製カラーは圧入されていて手持ちの工具ではどうしても抜けなかったので心棒だけの交換になったが後ろが暴れる症状は治まった。キーキー鳴る音も少なくなった。


長距離だから快適性を重視してサス付き選んだが、これはまったくの間違いだったようだ。構造が複雑になればなるほど故障リスクは増える。舗装路ならサスは要らないし、未舗装路なんてそもそもリカンベントではまともに走行出来ないのでサスでショック吸収を期待するなんてのは無意味な話だ。


もしリカンベントで世界一周レベルの長距離を走ろうとする人がいるなら、サス無しを勧める。もっともリカンベント自体お勧めしないが。リカンベントで世界一周なんてデメリットが多過ぎる。馬鹿のやる事だ。




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