DAY17~丘越え多過ぎカトパロガン着~

あーきつかった。何がきつかったって、昨日この町カトバロガンに着くまで
丘越え多過ぎでした。

タクロバンを出発したのはいつも通り朝6時過ぎ。そしてここに着いたのは夕6時前でした。
事前に調べていた距離は110kmで、地図で見る限りもウネウネした道も無く
さほど苦労もあるまいと気楽に漕ぎ出したのでした。

タクロバンから数キロ走ると隣のサマール島に渡る大きな橋があります。
海峡の幅は2kmほどとかなり狭く、大型船が通れるようにかなり高い場所まで
一気に橋が高くなっていきます。下を見下ろす海面は透き通るような透明度で
橋の近くには椰子の木で覆われたいくつもの小さな島があり、いやおうなく気分は高まります。

30mほどの高さから一気に橋を駆け下りるとレイテ島より断然状態のいい道路でした。
舗装したてというのもありますけれど、まるで日本の道を走ってるかのよう。

これは今日の楽さは保証されたようなものだ、とその時までは思ってました。
しかしそれもものの10分も走るうちにもろくも崩れさります。
最初はちょっと上がるだけだと思っていました。目の前のカーブを抜けると
もう下りだろう。あとは他の島みたいに田園地帯を走る牧歌的な風景の中を走るのだろうと。

しかし最初の坂が全然終わりません。カーブを越えても越えてもまだ延々と登り道。
朝こそ涼しかったものの、太陽が上がるにつれて猛烈に暑くなってきました。30分ほど
だったと思いますが、ようやく丘の頂上の集落にたどり着き商店でいつものコーラ休憩。

あとは下りだと思って気持ち良くさーっと数分で駆け下りると目の前にはまた上り坂が現れました。

もう後はずっとその繰り返し。その間ほとんど平地らしい平地は無し。

それでもこの日の目的地まであと11kmという地点で俄かに田園地帯が広がり

「耕作適地の周りに都市は発展するものだ、あとは平地だろう」

と安易な考えもこれまた裏切られる事になりました。海沿いのこの地点から、
海抜200m(携帯高度計による)ほどの丘登る事2回。

最後の下りは道路標識に
「CHECK BREAK」
と注意書きしてる位急激な下りでした。

着いた頃にはもう日も暮れかかり、町歩きをする気力も体力も無いまま8時過ぎには
部屋の電気を消していたのでした。

2日連続で丘越えしまくったので今日は休息日です。ちょっと膝にきてますし。

それではまた。

レイテからサマールへは長い橋で渡れる
レイテからサマールへは長い橋で渡れる
サマール島でロードレースやってた。
サマール島でロードレースやってた。

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