第一章 はじまりの地へ


2010年5月29日朝5時バンコク空港到着、自転車入れた巨大なダンボールを無理やり普通のタクシーの後ろに載せて馴染みの宿へ。ダンボールを預かってもらって自転車組み立てホアランポーン駅へ。日本ではまず乗らない寝台列車。

 

 

タイ風焼き飯と野菜炒め
タイ風焼き飯と野菜炒め

給仕係の人がメニューを取りにくるので注文した。食堂車は無く自分の席に持ってきてくれる。車窓風景を楽しみながらの食事。価格が高いだけでさほど美味しいわけではないがこういうのは気分の問題だ。既に缶ビール3-4本飲んでいて心地よい気持ちだった。

ベットメイキング中
ベットメイキング中

夜7時位になると寝台係の人が座席をベットに変身させて周る。非常に熟練しててテキパキしている。見てて気持ち良い位。

上段ベット
上段ベット

上段ベット。写真だと狭く見えるけど包まれ感がある気持ちよい空間。ちゃんと手荷物用の棚もある。ちなみに自転車は接続してる貨車へそのまま載せているので持ち込んだのは若干の手荷物だけ。日本とは大違い。

コトンコトンという振動が心地よく眠りの世界へといざなう。

タイ南部の一番の都市ハジャイ
タイ南部の一番の都市ハジャイ

翌朝、ハジャイという町で停車。お弁当やお菓子買ったり。ここを過ぎてから車両内に武装した兵士が乗り込んできて警戒に当たる。過ぎ行く駅にも全て土嚢積んだ警戒所と武装した兵士の姿。テロ多発地帯に入り込んで緊張感が高まってきた。 列車への銃撃も何度かあったらしい。

5月30日午後1時過ぎ、マレーシアとの国境・スンガイコロク到着。兵士はもとより、警察官すら自動小銃を持っている。タイでは警官の武装は拳銃なのだがそれでは威力不足なのだろう。ピリピリしたものを感じつつチェックイン。

タイ自転車旅のスタート
タイ自転車旅のスタート

5月31日朝、バンコクまで1,400kmのロードバイク旅が始まった。

 

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