2014年10月1日 トルコ・カッパドキア・ギョレメ村
トルコ有数の観光地カッパドキアに到着しました。この前休息地としていたエルズルムから11日間連続走行、
「あのカッパドキア、きっと素晴らしい場所に違いない!」
とあまりにもハードル上げすぎていったので、いざ入ってみると
「あれ?もっと攻めてこいよお!」
って位にちょっと拍子抜けしてしまいました。いや確かに奇岩が立ち並ぶ風景は凄いんですけど、うーん、なんつうか、俺の求めてるとことは違うなあ、と。
こういうとこはカップルで来るところな気がする。
以前、バリに行った事あるんですけど、そこは運良く彼女(のような存在)と一緒に行けてそりゃ楽しいもんでした。お土産物屋さんめぐりとか史跡巡りとか。
ここにもお土産物屋さんも、そして「なんとか岩」とか「なんとか窟」とかガイドブックに載ってるとこたくさんあるそうなんですが、そういうとこ一人で行っても楽しくないんですよね。
おまけに、予想外にこのカッパドキアという観光地は範囲がめちゃくちゃ広い!自転車でちょろっと周って終わりになりそうです。
それでもここには数日いるつもり。
なぜかというと、泊まったキャンプ場があまりにも快適。
最初、地球の歩き方に載ってた「日本人の奥さんがいる宿」のドミトリー(相部屋)に泊まろうと思って訪ねていくと値段が1.5倍に上がっており1500円もしました。ここなら誰か日本人の話し相手もいるだろうと思っていたのですが(なんせもう3週間位日本語で話してない)さすがにドミで1500円はあまりにも高い。そもそも宿泊者もいなさそう。
ここカッパドキアはどうもヨーロッパからのキャンピングカーの客もそれなりに来るみたいでキャンプ場もあるようでした。キャンプ場利用出来るってのはバックパッカーには真似出来ない自転車旅人の特権。訪ねるとホットシャワーもあるしwifiも使えるし、なんと各テントサイトに電源まである。日本でいうところの完全型オートキャンプ場。そんな快適過ぎるところは日本だったら「そんなんキャンプ違う!」として絶対選ばないのですが(そして日本のオートキャンプ場はアホほど高く5000円位平気で取るところも)、これまでずーっと世を人を忍んでてのキャンプ生活、こんな快適なところは逃すまい!といったところ。お値段も700円とリーズナブルでしたし。
そんな訳で観光なんてろくにせずテント脇の日陰の下に付属のテーブルと椅子を出して奇岩を眺めながらネットしたり、昼間っからワイン飲んでへべれけになったり。いやいや快適です。
日本はもう秋になりましたでしょうか。こちらは既にもう晩秋といったような気温です。日中は15度位までしか上がらず夜間は時には氷点下にまで下がります。
しばらく休息の後、次の目的地はイスタンブール。いよいよ、アジアのゴールです。