2014年9月 イラン北部砂漠の中走行中
イランに行くというと多くの友人がこう言いました。
「イラン?なんか危なそう」
そう、それが普通のイメージでしょう。「イスラム原理主義的な政権」「反欧米」「核開発」「シリア政府を支援」などなど。
でもそれが一旦中に入ってイラン人と接すると
「こんな質の高くって親切な人たちって他にないぞ!」
って位めちゃくちゃいい人揃い。走ったら走ったで何か差し入れ貰ったり、食堂や商店では「お代はいらないよ」と言われたり。歩けば歩いたで「チャイでも飲んでいきな」と呼ばれまくり。若者からおっちゃんおばちゃんまで
「心に余裕がある」
人たちばっかり。
そんな人たちの国なんで危なっかしさゼロ。なんでこの国が危ないイメージでくくられるのか、腹立たしさすら覚えるくらい。
いくつかの国旅してきましたが文句なく
「一番好きな国はイラン!」
と胸を張って言えます。女性はみなスカーフ被らないといけないとか宗教的にギッチギチな社会かなと思いきや、若い女の子なんて後ろに結った髪にちょこんとスカーフ載せてるだけなんて姿も見たりしましたし、普通に女性が街歩いて店番もしたり車の運転もしたりで結構ごく普通の社会だったりします。お酒飲めないのはいかにもやはり厳格なイスラム国ですが逆に言えば「酔っぱらいがいない安全な国」とも言えます。ガンジーが「酒は精神を鈍らす」なんて言いましたが、紳士揃いのイラン人見てると確かにそうかも、なんて酒無しイラン2週間過ごして思ったりもしました。
比較的マイナー路線ですんで航空券は結構高めですが、旅好きの人ならばぜひイランを次の候補地に入れてみて下さい。目からウロコの旅体験が出来るはずです。