8月29日午前 関西空港
関空ではさすがに大丈夫かと思っていたのに荷物がひっかかってしまった。エアラインのHPで確認する限り23kg以下ならかなり大きい荷物まで超過料金払えば載せられるはずだったのだが、係の人は
「自転車」は長さ100センチまでの箱じゃないと原則載せられない
と言ってきた。
長さ100センチというのは折りたたみ自転車以外はまずクリア出来ないサイズ。荷物条件は各エアライン毎に違っていて関空の係の人はJAL職員か何かで結局は「エアラインの委託を受けてやってるに過ぎない」のだから彼らに文句を言っても仕方ない。それでもここで載せてくれないと旅自体が始まらない。係の人がエアラインのオフィスに色々問い合わせてくれて結構時間かかったが、「乗継地では載せられないかもしれないけど、一応ここでは載せます。ですが最後まで責任持てませんので超過料金はここでは頂きません、それで了承していただけるのなら」と言うことで落ち着いた。それでも次の経由地大連、そのまた更に先の北京で「載せられない」かもしれないということで胃が痛くなる。まさかの大連スタート?大連ってどこ??どこだかわからない中国の、ユーラシアの東端からスタートなんて辛すぎる。
見送りにとせっかく友人が来てくれてるってのにそうした心配事からいまいち会話が愉しめない。日本最後の空気を美女と過ごそうってのに胃がキリキリ。でも彼女もそういう事も察してくれているようなが助かる。
喫茶店で30分ほど話したあと、名残惜しいけど出国手続きエリアへ。写真撮って、最後に強くハグしてくれたが、こんな可愛いコにそんな事されてなんとも嬉しいような、恥ずかしいような、なんというかドギマギしてしまう。
「あーアカンアカン、変な事考えたらアカン」
と自分を律しながら(`・ω・´)ゞとして
「それじゃまた2年後に!」
ギュオーン!!
離陸する爆音とともに僕の旅は再び始まった。