2015年03月26日 南アフリカ・ケープタウン
トルコ行きチケット買いました。4月6日発です。
ナミビア首都ウイントフックからアフリカ最南端ケープタウンまで1500キロ。20日ほどで走破しました。その内休息日わずか2日。毎日走りまくり。半分の10日間が野宿。
ナミビアと南アフリカではキャンピングトレーラーを引いて旅行する人が多く、比較的大きな町なら「キャラバンパーク」というキャンピングカー向けのキャンプ場がありました。
もちろん自転車でも利用可
800円−1000円ですんで宿代が割高なここらへんには助かる存在です。
しかしそんなキャンプ場がある町に毎日たどり着けるわけもなく、やはり基本は野宿することを前提として進めねばなりませんでした。
治安の悪いので有名な南アフリカですが町を一歩出ると荒野が広がっているだけでそこには犯罪の臭いはありません。人いないですから。
しかしだからと言ってどこでもテント張れるわけじゃありませんでした。
それはフェンスのせいです。
ボツワナから始まっていたのですがとにかくここらへんは道路の両脇を延々と鉄条網フェンスで仕切っているのです。
おそらく放牧してある家畜が逃げないように、なのでしょうがそのフェンスはもう執念を感じるほど徹底的に隙間なく設置されていました。
どんな崖でもどんな砂漠でも完全無欠。ナミビアや南アフリカを支配している白人たちの
「ここは俺たちの土地だからな!」
ということを見せつけているかのよう。
そのフェンスのせいでいかにもテント張れそうないい茂みがあろうとも道路外に出ることは出来ず、野宿地選びは一点に絞られます。
それは道路下のトンネル。
川をまたいでいる橋であったり、ちょっとした排水路的なものであるのですがそこなら車からは絶対見えず安心して眠れます。川といってもごくまれに降る大雨のときだけ流れる枯れ川です。
しかしそれも簡単には見つかるものでなく毎日毎日「やばいもう夕方なにのに野宿地見つからない」と焦燥感に苛まれたものでした。見つからずに結局道路から丸見えのところでテントはらざるを得なかった事も。
そういう面においても辛い旅になりました。
ウイントフックからの写真を貼っておきます。よろしかったらどうぞ。
「イイね」禁止ではなくヒッチハイク禁止マーク。ナミビア&南アではろくな公共交通手段がなく車持ってない人(ほぼ100%黒人)はどこに行くにもヒッチハイクしかないみたいでした。町の入り口で大型トラックなんかをヒッチすると邪魔だし危ないんでこうして標識が出てます。ちなみにヒッチは有料だそうです。
こうした休憩所が20-30キロに一箇所はあってよく利用してました。ただしトゲのある木だと地面にトゲ落ちてるんで注意深く駐車。
乾燥地帯の草木はトゲがある事がほとんど。なんどこのトゲでパンクして泣かされた事か。サンダル貫通して足の裏に刺さった事も。
まるでマキビシにしか見えない草の種。完全なる嫌がらせです。こんなの。
こいつがよくタイヤに刺さる刺さる。このトゲの長さだと一発です。
途中から酒常備してました。砂漠の野宿で飲む酒の美味いこと美味いこと。
これもよく飲んでたスミノフのカクテルみたいなヤツ。日本でも売ってますね。660mlで200円位。
キャンプ場のマークはコレ。ボツワナまでは「CampingSite」だったのにナミビアから「CaravanPark」と言うようになりました。キャンピングカー及びキャンピングトレーラーで旅行するのがごく一般的なレジャーなのでちょくちょく見かけます。
キャンプ場に必ず居るのが犬。場内放し飼いにされていて人懐っこいのが多くよく遊んでました。ちなみにキャンプ場はほぼ全部白人経営。キャンプ場に限らずどの店もそうですが。
野宿はこんな場所で。道路下の通路というかトンネルみたいになってる場所。ここだと車からは見えないんで安心して過ごせます。