日本食が恋しい。

2014年12月18日 タンザニア・Mafinga 


長く海外にいるとやはり恋しくなるのは「日本食」

これがネパールとかタイとか、日本人が昔っから多いところだと簡単に食べられるんでそんな思いをする事はない。タイなんて「やよい軒」とかチェーン展開してる日本食レストランがあったりするし、ネパールでは昔っからバックパッカーが多いって事で「日本のファミレスよりはうまいかもしれん」というレベルの日本食が300円程度から食える。カツ丼とかね。

それがだ、俺が今いるのはタンザニア。

タンザニアっつうと日本とはあまり縁はない。いやあるにはあるんだろうけど普通は来ない。在住邦人は400人。そんな日本人にはマイナーな国なんで当然ながら日本食は普通は食えない。いや、あるにはある。しかしそれは主要都市ダラエサラームだけだしめっちゃ高い。

んでさ、タンザニアって「飯うまいよ意外と」とこの前言ったけども、たしかに美味い。インドの庶民的食堂のカレーよりは断然うまい。

しかし、これがまったくアホかっつうくらい同じメニューしかない。普通食べられるのは

1.米・ビーフのトマト煮込み・煮豆・大根菜炒めたもの定食
2.チキンスープ&チャパティ(チャパティとはインド由来の薄いピザ生地みたいなやつ)
3.フライドポテトの卵とじ
4.焼きとうもろこし(主食用コーンなのでまったく甘くない)
5.ビーフ串焼き

これだけ。厳密にいえばもう少しあるにはあるけど旅行者がぱっと町を訪れて発見できるのはこれくらい。バスやトラックが休憩するエリアなんかではずらーっと食堂が並ぶんだけどもこれが全部まったく同じメニュー。ウチ3〜5番は間食用なんでこれを食事にするにはきついんで実質は2択。

なんで??

食材自体は市場に行けばそこそこある。調味料だっていくら貧国とはいえそれなりにある。けどなぜかまったく料理に工夫が見られない。アイデア絞りだして差別化しようとか、そういうのんないの?この国。そういうのんないから経済発展しないんじゃないの??

まあ積もる思いはいろいろあるんだけども、やはり無いなら作るしかない!

って事で先日JICA隊員のお家にお邪魔した際にカレー一緒に作ってみた。
「一人だと後片付けとか面倒なんで作らない」
って事で食料庫にはやけにたくさんの日本の食材。一緒に豚肉や野菜買いにいき、そして作ったさ。

そしてこの珠玉のドヤ顔。人生でも何度もないね、ってくらいのドヤ顔。自分で見てもイラってする位。
珍しくナス売ってたんでトッピング。

いやほんと日本の食品メーカーさんには頭が下がる。(ま、俺もこの旅出る前までは食品メーカーで働かせてもらってたんだが)
日々「こうしたら美味しくなるんじゃあ」って工夫して世に出てるわけだわな。

さて、俺は今タンザニアの一番端っこ。タンザニア走行は約1000キロ。次はマラウィ。タンザニアよりも馴染みの無い国。何があるんだろうか。

噂では東アフリカで一番民度が低いという事で楽しみっすわ。

それではまた!


カレーを持ってずいぶんとドヤ顔。

トッピングはナス。この町ではナスが市場にあるのは珍しいらしい。ちなみに肉はブタ。店頭にぶら下がってる豚肉の部位を指定してから切ってもらうという「肉屋らしい肉屋」だった。

タンザニアの一般的な料理その一。チキンスープ。アフリカというとあまり美味しい食事のイメージはないかもしれないがこれはかなり美味い方。変にスパイスとかで味付けせずあっさりとした味。

タンザニア料理その二

朝はチャイとチャパティという事が多かった。タンザニアはインドとのつながりも深いらしくチャイとチャパティは浸透しているようだ。チャパティはインドと同じだがチャイはミルクが入ってないブラックティーが普通。


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