マラウイでメリークリスマス

2014年12月25日 マラウイ・ランピ(Rhumpi)


メリー・クリスマス。


クリスマスからはかなり遠い世界におります。マラウイは夏!東南アジア的な蒸し暑い夏!水シャワー気持ちいい!マンゴーなりまくり。昨日はクリスマス・イブって事であまーい夜を過ごした人も、、、いるのか??


イブに恋人と過ごすなんてのは俺今までの人生で一度も無いんだが、あれホンマにやってる人いんの?


デートした後高級ホテル行くとかそういうのん。あれ、松任谷由実とかフジテレビとかが言い出した仮想やんね。周りでもそんなクリスマスやったってのは聞いた事がない。


俺なんて昨日は朝イチから10キロ3時間かけて汗だくで押して上って、そこから60キロアップダウンの連続。途中にろくな町はなくって食事はバナナと水と塩とトマトだけという過酷なイブでした。

「俺が今顎から汗タラタラ流してるのに、日本じゃ誰かは違う汗流してるのか!!」(時差あるからね)

と思うとやってられんかったです。

さてさて、そうは言ってもこっちマラウイはどうやらキリスト教がメインらしく小さな集落にも粗末ながら教会があったり、今日もテレビで司祭っぽい人がクリスマスのなんか説話やってたり。

でも全員が全員キリスト教って訳じゃ当然ない。キリスト教以外に勢力強いのがコレ!

「ギブミーマネー教」

「なにそれ?」

と思われるかもしれませんね。

ギブミーマネー教とは・・・


外国人を見たら
「ギブミーマネー!」
と力強く叫ぶ事によってご利益が得られるという宗教。全力で追いかけながら何度も叫ぶのがより一層効果があるとされ、マラウィ全土に信徒が見られる。信者は主に10代前半までの男子のみで加齢とともにその教えは捨てるのが通常だが大人になっても教えを守る敬虔な信徒も少数ながら存在する。
・・・・・


事前に聞いてたよりはそんなに言ってくるヤツは少ないんだけども1日走ると5−6回は言われます。小さな子どもだったらまだ分からんでもないんだけども、高校生くらいの子とかも言ってくる事がある。たまに大人も。


もう言葉通りに受け止めるのは止めにして、「これはこういうお経を唱える宗教だ」と思う事にしました。じゃないとやってけないです。

昨日は自転車で並走してきた若い成人男性が会話の途中で

「ところで、君、ギブミーマネー」

と言ってきたので

「働いてないのか?」

と聞いたら誇らしげに

「小学校の先生をしてる」

ときたもんでした。小学校の先生がこれじゃもうダメかもって感じです。

ただ、しつこくないのがまだ救いであるし、そんな事言ってくる成人男性はごく僅か、ほとんどの人は非常に素朴で

「めっちゃ人の良いド田舎の人」

っという印象。

自転車で旅するには小さな集落では店にロクなもん置いてなくって補給に難儀したり、水も出ないようなボロ宿しかなかったり、ちょっとキツイんでもう出たいっちゃ出たいんですが普通のバックパッカー旅でなら

「これぞアフリカやなあ」

というイメージ通りのアフリカ実感出来ていいかもしれません。貧しい暮らし、純朴で陽気な黒人たち、そういうところです。

どうやら正月もこの国で迎えそうです。

それではまた。

スマホいじってる子どもなんているわけありません。オモチャの車に手作りのハンドルつけて遊んだり。こういうお金かかってないアイデアおもちゃって素敵。

休憩はこんなところで。途中の村で休もうにも店にはろくなもん置いておらず、コーラ置いてあっても冷えてないことがほとんど。

たいていの村にあるのは油で素揚げした山羊肉や甘くない主食用バナナとか。山羊肉は硬くって油ぎっとぎとで不味い。バナナはまるでジャガイモみたいな味だがこれもモソモソして決して美味しいものじゃない。

ドーナツもよく売ってるが、これも揚げただけで味つけは無い。暑くって喉乾いてるんであまり喉を通らない代物。不味くはないが決してうまいものでもない。

あまり車通ってないのに道自体は妙に綺麗だったりする。外国の援助だろうか。


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