2015年04月04日 南アフリカ・ケープタウン
「今日出来る事は明日やる、明日になったら先延ばし」
がモットーで旅も人生も今までやってきたわけなんですが、そろそろ自転車梱包もしちゃわないといけないってことで昨日自転車屋さんに行ってきました。
なぜ自転車屋かというと飛行機に載せるのに自転車用のでっかいダンボール欲しかったからなんです。自転車がメーカーから自転車屋に来る時に入れられてるでっかい箱です。それだと丈夫だし飛行機乗る時預けても安心。
ってなわけで行ってきましたよ。場所は一昨日既にチューブとか買いに行ってたんで確認済み。
「なんでその時済ませておかなかったの?」
って思われるかもですが、喜望峰帰りでめっちゃ疲れててとてもでかいダンボール持って帰る気力なかったから。
まあ自転車屋なんてこのケープタウンには何件もあるし別に焦ることじゃない、そう思ってました。
そんで昨日行ってみると、、
「イースター(キリスト教の祭り)で今日から日曜まで休業。ハッピーイースター♪」
って張り紙が。
俺「はあ!?
」
焦って別の三軒周ってもすべて休業の張り紙。
そうです。キリスト教の国ではいわばこのイースターは日本でいうところのお盆休み。休日に関しては日本と違って店もちゃんと休むヨーロッパ文化を受け継ぎカフェと大型スーパー以外はほぼ全部休み。
「やっぱ今日出来る事は今日やるべきだった」
って悔やんで、
「ダンボール無かったら自転車載せれんやん」
と途方に暮れて一時飛行機キャンセルして取り直そうとまで思ったんですが、最後の手段を取ることに。
それは「自転車ラッピング載せ」
空港には必ずある有料の荷物ラッピングサービス。あれで自転車くるんでしまおうという荒業。
しかしさすがに脆いリカンベントをそのままラッピングしたら破損必至。壊れそうなところは分解しておきます。
こうなるともうまったく原型留めない形にまで。ここまでバラすのは初めて。元に戻せるのか不安になるレベル。
さらにカタール航空は
「自転車は別枠で10キロ無料」
という特典あるんですがここまでバラすとこれが自転車だと認めてくれるのだろうかという不安も。見た目ただの金属のパイプだ。特典はあくまで自転車単体で10キロ。超えると1キロ毎80〜100ドルとか取られる。ゆえ軽量化のためホイールは小さめダンボールに入れて「通常手荷物」として預けるつもりだし。
はあ、ほんと自転車旅、体力もさることながら気力も削がれていきます。
日本、今は花見シーズンですね。楽しんで下さい。
僕は明後日カタール航空と一戦交えてきます。
それでは。
フロントフォークまで抜くともうフレームはただの曲がったパイプにしか見えない。
ここまでコンパクトになりました。クランクなど外せる物は全て外しバッグの中へ。ちなみにこの状態でフレーム7kg、ホイール箱(箱の上に貼付してるのはシート)で4kg弱。