アウストラル街道綺麗さ半端ない。

2016/02/07 アウストラル街道チャイテン→コジャイケ

 

アウストラル街道の入り口へはフェリーで一晩かけて行きます。

 

夜11時出港で到着が朝8時。200km位の航路なんだけどもかなりゆっくりした船だ。
夜11時出港で到着が朝8時。200km位の航路なんだけどもかなりゆっくりした船だ。

フェリーは僕の大好きな乗り物。船ってもっと身近であっても良いはずなのに、なぜか現代では飛行機より特別な感じすらします。飛行機も好きなんですが、船ってあの独特のゆったりした時間の流れ、良いもんです。

 

さて200kmを9時間もかけて到着しましたアウストラル街道の入り口チャイテン。フェリーの着く港っていうのになんとも寂れたところで青森の端っこの港のようなうらびれた感じでした。

 

ここからが自転車・バイク乗りに有名なアウストラル。チャリダーがいちいち言い出す「世界一なんとかの道」シリーズ。ここは世界一美しい林道とかなんとか。いったい誰が言い出したのか。まあチャリダーってあまり理解されない旅してて、しかもシンドくって「世界一なんとかの道走った」って称して誰かに認められたいっていうのの表れなのかもしれません。

 

ま、とにかく綺麗な道を走り出す事にしましょう。1時間も走ると、

 

すげえ!!!

 

ってところでした。めっちゃ綺麗。山の上に氷河っていうんですか、そういうのんがドカーンっと載かっててあれまあ凄いのなんんの。

そして水の綺麗さが半端無い。四国の四万十川が霞んでしまうレベル。大きな川ですら透明。その川に注ぐ渓流なんて透明過ぎる。飲んでもめっちゃ美味い。そしてその水でご飯炊いたらめちゃくちゃ美味くなった。

 

渓流沿いで野宿なんてした日には、そこでまず水浴びして体洗って、洗濯して、そこで炊飯して、遠くに雪山見ながらビール飲む。

 

なんかスマン。これだけ幸せな体験してスマン。

この日どれだけ高級ホテルに泊まってる人がいようとも、たぶんこの宿泊体験の方が人間として、生き物として根源的に幸せなんじゃねえかって思ったのでした。

ここから走り始めるアウストラル街道。先に伸びる道を見て、この先絶対しんどいよなー、と思うとゾクっとした。冒険やん。これこそ自転車の旅なんだ。

普段はバッグから取り出すのん面倒なんで昼飯はお菓子で済ませるんだけども、この日は妙にパスタ食べたくなったので珍しく鍋を出す。パスタって言っても醤油とだしの素をかけた「うどんみたいな味」のパスタ。これが美味い。

先に見えるのは山岳氷河。

ダートが続く時に橋に出会うとホッとする。橋の上だけは舗装路なんで。

もう綺麗過ぎてなんだか淡い水色に写っちゃってます、比較的大きな川なのに。

小川なんてこのレベルの綺麗さ。こんなのがそこら中に流れてます。

川のそばでキャンプした時にはもう最高。水浴びして石鹸で体洗って、洗濯して、炊事にもその水使って、そのまま飲んで。そういうところでキャンプしてるとキャンプ場に泊まる必要性があんまりなくなってしまう。

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