ボリビア入国。

2015/11/01 ラパス・ボリビア

この旅31カ国目のボリビア。2年以上も旅してるのに31カ国ってのは少なく感じるかもしれませんが1ヶ月1000kmそこそこしか進めない自転車旅人はこんなもんです。なんせペルーなんて2ヶ月も居ましたから。


んでもって昨日ようやくボリビア首都ラパスに到着しました。


ペルー出国に際し、知人二人は「滞在期限切れてたけど何事も無く出国できた」との事でしたがそこはさすが俺。


デサグアデロのイミグレでパスポートを渡すといかにも役人っぽい堅そうな顔をしたおっちゃんが

「29日オーバーで29ドル。はいコレ振込み書。銀行で払ってきて。」

と。

しっかり超過の罰金取られました。いつもながら安定の出入国運の無さです。



ボリビア入国に際しては

「自転車、90日、お願い」

とスペイン語で言うと係官のおばちゃんは笑顔で

「90日ね、オーケー」

と言いながら入国スタンプ押してくれましたがそのスタンプにはどこにも90の文字は無いです。「滞在〇×まで」ってところに「S.T.M」って書いてるんだけどコレが90日っことなんだろうか。


ちなみにこのデサデアグロって国境はグーグルで検索すると1ページ目には「国境係官が腐敗していて荷物・身体検査と称して貴重品入れから現金を抜き取るらしい」「だからこの国境じゃなくってコパカーナ国境経由にした」

だか書いたブログが何件か並んでいていかにも危なそうですが、その情報源「誰かに聞いた」というものだけで自分が被害にあったってのは一件も無し。実際に通ってみるとそんなダークな雰囲気はまったくなく、通過する人多いもんでイミグレ係官も忙しそうに職務に励んでて、「ちょっと別室に来い」というのはまずなさそうでした。


イミグレは混雑していて、まあ俺が罰金払いに銀行まで行ってたってのもあるけども9時にペルーイミグレに入って、ボリビアのイミグレ出たのが11時半。国境からラパスまでは110km位。国境からその日の内にラパスってのはロードバイクでも乗ってない限り普通の自転車旅人には無理です。


途中、何かの遺跡があったティウアナクって村で一泊。


翌日ラパス入りでした。


ボリビアのラパス。町は大きなすり鉢のようになってます。標高4000mの淵から3600mの底に下りてきました。底の方がちゃんとした都会で上の淵の方はスラム。

もうどこもかしこもすんげえ坂です。キャッチボールなんて絶対できません。周囲には平野が多いってのになんでこんなとこに町作ったんだろうって思います。

さて、それはそうと宿もシングル800円と安くて快適そうなところ見つけたし、せっかく来たんでラパスでちょっとゆっくりしようと思います。


それではまた。

しばらく走ったチチカカ湖畔ももうすぐお別れ。

海、川、湖、水ってのは心安らぐ気がします。

羊が天井に山盛り。あ、よく見ると車内にリャマ!

リャマはドライブ楽しんでそうな感じでかわいかったです。

ペルー・ボリビア国境の町デサグアデロ。

あんま発展してない途上国同士の国境の常、活気こそあれどごちゃごちゃしてて居心地のあまりよくない感じ。治安悪そう。

デサグアデロのボリビア側。もっとごちゃごちゃしてる。インドみたいな感じです。

地面も土のままだし、なんだか汚ねえとこだなあ、というのが率直な印象だったデサグアデロ。

ティウアナクでは町外れの宿に。遺跡のまん前でしたが、遺跡に特に興味も無いんでスルー。入場料は博物館も含めて10ドル位との事。

宿では中庭に人懐っこいワンコ2匹。パンあげたらえらく懐いてしまって、村から5-6キロまでついてきてしまってちょっと困ったもんでした。

こういう郊外にある宿は快適。自転車を部屋の前まで持ってこれるし、敷地も広々してるし。町の中の宿ってだいたい一階が別の店舗で二階以上が宿になっていて、自転車持ち上げたりで大変です。

途中で度々雨に降られました。全面的に雨雲が空を覆う、というのではなく雨雲の塊が頭上に来た時に数分雹交じりの雨に襲われる、という感じ。

ラパスはすり鉢状。すり鉢の淵が治安悪そうな貧しいエリアで4000m位、底が治安のマシな中心地。周囲にいくらでも平野あるのになんでこんなとこに町作ったんだって位不合理な作り。全部斜面。

ADMITIDO HASTA が「滞在期限」という意味らしい。

STMはなにやら「estancia maximum(最長滞在)」、って意味なんじゃないかって知人が言ってましたが、どうなんでしょ。ま、でもこのハンコ指差してイミグレ係官が「90日!」って言ってたんでたぶん大丈夫でしょう。

★ここでティウアナクの宿について

デサグアデロ→ラパスまで宿のある町はたぶんここくらい。世界遺産のある町なんで宿が数軒ある。駅前に高そうな宿一軒、遺跡入り口に一泊40ドルする宿一軒。町中にHOSTAL一軒あったが呼び鈴押しても誰も出て来ず。ま、これはペルーやボリビアでよくある事ですが。


添付した地図の赤印のところが僕泊まった宿。トイレホットシャワー付きシングル30ボリ。綺麗とまでは言わないものの清潔な感じです。中庭もあって広々していて結構快適。ただし外見はなんだか誰も住んでない廃墟みたいな感じだし確か看板も無い、もしくは目立たない。しかもその上管理人がいない事もあるみたいです。地図上の☆印のところの食堂に管理人居ます。元々そこの二階がホステルだったらしいですが遺跡前にホステルだけ移転したっぽい。周囲は何も無いんで食料は持参推奨です。



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