ウユニ塩湖横断。

11/9-13 オルロ→ウユニ

ウユニ塩湖っていうと最近のバックパッカーでは行かない人はいないというほどメジャーなところ。んでもう「義務なのか?」というほど塩湖上で撮ってる「扇」。


バッカじゃねえの。って思ってました。でもね、それってよく考えてみたら

「楽しくやってるのが羨ましい、ねたましい」

そういう褒められたもんじゃない感情だったのです。では俺はどうすればよいのか。簡単な事です。俺もあっち側に行ったらいいのです。

つまり


「俺も誰かとウユニ楽しんだらええやん!」


ということ。俺って天才。と、いう訳でエアー友達と一緒にウユニ行ってきたよ♪エアー友達とウユニ定番の扇。

(あれ?あなたには見えないのですか俺の友達が)

・・・ウユニ塩湖といえば水が溜まって鏡のようになるってのが日本人には大人気らしいんですが雨も時折降るこの季節とはいうものの、100km×250kmのウユニ塩湖の水の溜まってるエリアを自転車で探すってのは無理。北の端から入って途中でキャンプ、入って出るまで80km。


最初こそ「おー!すげえ!こんなすげえ絶景があるのか」って思ってたけどさすが後半飽きた。


塩湖上でキャンプってのは日本人たくさん来てるけどやれるのは自転車旅行者ゆえの贅沢、といいたいところですが実際には夜は強風で不安であまり眠れなかったし、星空の綺麗さもそこまで感じなかった。


要するに、絶景とかなんとかって、

その人その時の精神状態に拠る。

のかもしれんですね。ウユニに至るまで1週間もかかってもう疲れきってしまってて景色楽しむって余裕はなかったんです。


そして途中見かけた日本人同士でランクルツアーしてる人たちのキャッキャしてる様見て

「ケッ、楽しやがって」

でも

「羨ましい」

と思いながらのウユニ塩湖を後にしたのでした。

(なんだか素敵そうに見える風景。でも実際には吹きさらしのこんな無茶なところでキャンプするのは好ましくはないです。)

まるでコンクリのような平坦な塩原。轍が道のようになってます

塩の塊がタイルみたいになってます。

めっちゃ広い。

走行後の楽しみ。コーヒー。絶景で飲むコーヒーの美味さったらないです。

完全に干上がって塩の下は地面だと思ったら、実は下は水でした。割れたら落ちるんじゃないかってちょっとびびりましたがトラックやバスも通るくらいなんでまず割れる事はないんでしょう。

塩湖北側のJIRIRAって集落から塩湖に進入します。

途中でリャマの大群に遭遇。ラマってめっちゃこっち見てくる動物。

ボリビアは主要道以外はめっちゃくちゃ悪路。砂漠地帯なんで深砂で乗車不可能、押すのもすげえ苦労する。

手持ちの電子地図ではコレも道として表記してありました。轍すらよく見ないと判別できないレベル。

サボテンらしいサボテン。できれば両サイドに手っぽい枝が欲しい。

標高4000m前後ともなると地面から雲が湧き上がるのかなあ、と思っていたらその後に砂塵を伴う猛烈な風が吹き出しました。砂嵐でした。

砂嵐からのちょっとした竜巻のコンボ。さらに雹まで降られました。寒いのなんの。

主要道ではだいたい道路下トンネルで寝てます。人目避けられるし地面フラットだし風雨もさけられるし最高の野宿ポイント。ドライバーにとっては最高の野グソポイントらしく人糞もよく落ちてますがカラッカラに乾いてるんで問題無しです。テント張っていたら野グソしに来たドライバーと鉢会ってしまってお互い気まずい思いをしたことが一度ありました。遮蔽物なんも無いんでココでしかウンコできないんです。

いきなり変速の調子悪くなった、と思ったらビニール袋がからんでました。幸いにもすぐ取れましたけど。

サボテンの花の季節。こんなカラッカラに乾いてる中でサボテンの美しい花は非常に目を惹く存在です。

不穏な名前の洗剤ですね。

キャンプ続きだと足めっちゃ臭いです。

道路下トンネルは家畜の通路にもなってるんで、たまにこういう事になります。しっかし羊って走りながらでもウンコ出来るんですよ。彼らはダーッと駆け抜けていったのにその跡にはポロポロとウンコが。羊すげえなって思いました。


概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
たぶん日本人初、リカンベント自転車による世界一周を綴るホームページ。