日本人女子とペアラン。

2016/03/17 エルカラファテ→リオガジェゴス

 

以前から連絡取っていた日本人の女子チャリダーとエルカラファテで合流、一日一緒に走ってきたのさ。

 

「せっかく女子と一緒やのになぜ一日?」

 

って思うはずなんやけども、まあ進路がちゃうんやな。

 

彼女はパタゴニア観光のハイライトのチリ最南部でのトレッキングで途中から西へ。んで俺はそんなしんどいのん嫌なんでウスアイア最短ルートとなる東へ。

 

まあ知ってる人もいるかもしれんけど、バックパッカー時代の俺なら女子に合わせて

「いやー、俺もそのルート行こうと思っててんよ、一緒に行こか」

って絶対なってる流れ。でもさ、ここはそんな軟派な声なんか吹き飛んでしまうところなのさ。

 

そう、ここは魔の暴風地帯。

 

遮るものが何もない土地で台風並みの「西風」が吹くので有名なところ。その中を西に進むなんて考えただけで失禁してしまう!

 

その暴風は初日にも既に本領発揮してきて、横風になった時なんてまっすぐ進むのが困難な位。

 

んなもんで、彼女と一緒に走ったのは西方面へと向かう分岐点まで。分岐点にあった国道管理事務所の脇で野宿して、翌朝見送る。彼女とはまた最南端ウスアイアで再会予定だ。

 

一年ぶりに誰かと一緒に走ったわけだけども、いやー楽しい楽しい。走ってる時はそれぞれのペースで当然話したりはしないんだけども休憩の時は話すし、もちろん野宿中一緒に食事してお茶してのあの充実感。

 

西洋人はだいたいペアで走るのが分かったわ。なんてペアランって楽しいんだ。でも俺はもう旅終わりなんだよ。なんで今気づいたんだ。。。

 

そうこう言いつつ大西洋岸の大都市リオガジェゴスってところに到着。3日で320kmという俺的には相当大記録。

膝がっくがくなんでここで連泊休憩ですわ。

 

んではまた!!

360度地平線が見える壮大な景色なんだけどもさすがに飽きる。

エルカラファテの宿で日本人旅人に似顔絵描いてもらったらあまりにも俺でびびる。

いまやエルカラファテの日本人宿と化したホステルAMELの前で。

途中で15kmほど続く上り坂。当然俺は乗れずに押してたんだけども

「ここは俺に任せてお前は先に行け!!」

という夢のセリフを吐く。

彼女は

「俺、坂登れたら恋人と結婚するんだ、も言うんでしょ?」

と。

死亡フラグ二本立てての坂登り。。

誰かと一緒に野宿というのは心強くて安眠出来る。

彼女の朝は早く夜明け前から支度して明るくなってきた頃に出発。俺は夜明けの2時間後位に出発するのが普通。

さいなら~。またウスアイアで会いましょう。

ずっと平地なんで蜃気楼ずっと見えてます。

パタゴニア平原地帯名物強風注意標識。先日はバスが横転したってさ。


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